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「宮沢賢治と『アザリア』の仲間たち展」あらためて期待しています! [その他(雑感など)]

先に「宮沢賢治と『アザリア』の仲間たち展」への協賛金の件についての記事を上げましたが、本日実行委員会の方からメールをいただき、不幸な行き違い(事故?)が重なっていたことがわかりました。
実行委員会の方には失礼致しましたが、それだけ大きい期待があってのこととお受け取り願います。

あらためて良い展示になりますことを期待申し上げるとともに、心から応援申し上げる次第です。
今回のようなことは恐らく「実に稀」なケースだと思いますので、どうぞ企画に賛同される方は安心して御協賛願います。

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賢治の好きなもの [その他(雑感など)]

さいたま文学館で開催中のテーマ展「宮沢賢治 秩父路を行く」もいよいよ残すところ10日を切りました。
ここで、文学館に併設の「けやきCafe」に賢治ゆかりの期間限定メニューが登場しました。

img002.jpg

「天麩羅蕎麦 ト サイダー ノ セット」
賢治ファンの皆様なら、もうおわかりですね。
(くわしくはこちらをどうぞ)

会期末の9月4日までの限定販売となっています。
展示の観覧後に来店すると、良いことがあるかも?
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高畑勲さんがイーハトーブ賞を受賞 [その他(雑感など)]

第25回宮沢賢治賞・イーハトーブ賞の発表がありました。
毎年、いろいろな方が受賞されていますが、今回はアニメーターの高畑 勲さんがイーハトーブ賞を受賞されました。
「早くに長篇アニメーション『セロ弾きのゴーシュ』を監督したことをはじめとして、その後もしばしば宮沢賢治と深く響き合うモチーフを作中に込めながら、日本のアニメ文化の向上に多大な貢献をした功績に対して」ということだそうです。


セロ弾きのゴーシュ [DVD]

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  • 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
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セロ弾きのゴーシュ [Blu-ray]

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  • 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
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高畑さん監督の長編アニメーション『セロ弾きのゴーシュ』を初めて見たのは、1980年だったでしょうか。
賢治祭のプログラムの一つとして花巻温泉のバラ園にスクリーンを設置しての野外上映(試写会?)で見たのが最初だったと思います。
確かその時、題字を書かれた宮澤清六さんも会場にお見えになっていたのではなかったかな・・・。
賢治の作品世界が違和感なくアニメ化されていて、とても感動しました。

そうそう、宮沢賢治記念館で講演をされたこともありましたね。
それももう20年以上前のことになるでしょうか。

『平成狸合戦ぽんぽこ』(1994年公開)は好きな作品の一つですが、その中にも「星めぐりの歌」が使われていたり、「どっどどどどうど・・・」の歌が出てきたりと、賢治ファンにうれしい仕掛けもあります。


平成狸合戦ぽんぽこ [DVD]

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  • 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
  • メディア: DVD



そうしたことが、どれも昨日のことのように思い出され、
賢治ファンそして高畑さんのアニメのファンの一人として大変うれしく思います。

その他の受賞者についてはこちらをごらん下さい。

そのほかの高畑 勲さんの監督作品(一部) 名作揃いです!

高畑勲監督作品集 [DVD]

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  • 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
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太陽の王子 ホルスの大冒険 [Blu-ray]

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劇場版『赤毛のアン~グリーンゲーブルズへの道~』 [Blu-ray]

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  • 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
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かぐや姫の物語 [Blu-ray]

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おもひでぽろぽろ [DVD]

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  • 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
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火垂るの墓 [DVD]

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  • 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
  • メディア: DVD



ホーホケキョ となりの山田くん [DVD]

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三上満さん逝去 [その他(雑感など)]

教育評論家の三上満さんが逝去されました。
83歳、食道がんだったそうです。
(くわしくはこちら

三上さんは、あの「金八先生」のモデルとしてよく知られていますが、宮沢賢治の研究もされており、『明日への銀河鉄道―わが心の宮沢賢治』などの著書があります。
さいたま文学館でも講演されたことがあり、小鹿野町の寿旅館に賢治ら一行が宿泊したことを記録した日記が見つかって間もないころ小鹿野町に来訪されたこともありました。
また、三上さんは保阪庸夫さんとも親しく、北杜市にある明野子ども美術館の賢治祭にもしばしば参加されていました。

突然の訃報に驚くばかりですが、心より御冥福をお祈り申し上げます。


賢治の旅 賢治への旅

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  • 作者: 三上 満
  • 出版社/メーカー: 本の泉社
  • 発売日: 2013/06/20
  • メディア: 単行本




明日への銀河鉄道―わが心の宮沢賢治

明日への銀河鉄道―わが心の宮沢賢治

  • 作者: 三上 満
  • 出版社/メーカー: 新日本出版社
  • 発売日: 2002/10
  • メディア: 単行本




野の教育者・宮沢賢治

野の教育者・宮沢賢治

  • 作者: 三上 満
  • 出版社/メーカー: 新日本出版社
  • 発売日: 2005/08
  • メディア: 単行本



賢治の北斗七星―明日へのバトン

賢治の北斗七星―明日へのバトン

  • 作者: 三上 満
  • 出版社/メーカー: 新日本出版社
  • 発売日: 2009/10
  • メディア: 単行本



いま、宮澤賢治の生き方に学ぶ

いま、宮澤賢治の生き方に学ぶ

  • 作者: 三上 満
  • 出版社/メーカー: 本の泉社
  • 発売日: 2012/05
  • メディア: 単行本



三上満と松野迅がおくる星めぐりの歌―ライヴCDブック

三上満と松野迅がおくる星めぐりの歌―ライヴCDブック

  • 作者: 三上満
  • 出版社/メーカー: 音楽センター
  • 発売日: 2010/06
  • メディア: 単行本



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夢みたこと [その他(雑感など)]

今朝、妙にリアルな夢を見て目をさましたので、忘れないうちに書き留めておこうと思います。
大学の非常勤講師をやめてずいぶん経つのですが、夢の中の自分は再び大学の教壇に立っていました。
それは「未来論」といったテーマの講義だったらしく、
「夢(理想像)を描き、それを実現させるための方法を考えるとと、それに対する障害を挙げるとともに、そうした障害をいかして回避したり乗り越えていくかを考えてみよう、そこから何か見つかられるはずだ・・・・・。少なくとも夢(理想像)を考えることが未来をつくるエネルギーとなるのです」
といったことを、学生たちに語っていました。

その夢の内容は、おそらく私が大学で教えていたころの記憶によるのだと思います。
受け持っていた「メディア論」の全15回の講義の最後の回には、
「今は常識的には夢想としか思えないことでも、技術があとからついてくれば必ず実現する。
でも、最初に何も発想しなければ、いくら技術が進歩してもそれを役に立てることはできない。
「こんなこといいな できたらいいな」 そういう気持ちがメディアはもちろん、いろいろなものを発展させてきたのです―――」
といった話を、講義の中で取り上げたメディアを振り返ってみたり、ドラえもんのひみつ道具やSF小説などを例に挙げたりしながらするのが常でした。
おそらくは、何かのはずみでその頃の記憶が夢に現れてきたのではないでしょうか。

自分の講義には、とある大学の大学院で聴いた先生方の講義の影響が少なからずあったと思います。
(当時は文学とは縁遠くなっていて、情報工学の勉強をしていました)
実際、そのころまだ大学や企業の研究室で実験段階や構想段階にあったものが技術の進歩によって近年では次々と実用化され、身近なもの(しかも性能がうんと向上し、サイズもうんとコンパクトになって)になっています。
さらに私の拙い講義を聴いた学生たちが〝未来のメディア〟を構想してレポートに書いてくれたもののいくつかさえも、実用化されるようになってきました。

そういえば3.11のころから、夢とか未来とかを考えるということをしなくなったなあ・・・
と、目をさましてからしみじみと考えました。
夢をみること、未来に思いをめぐらせること・・・できるかできないかは別として、とにかく理想像を思い描いてみることの大切さを、まさに夢と現の間を行ったり来たりしながら改めて思ったのでした。

長々と今朝みた夢について書いてしまいましたが、実はここに書くことにしたのは、賢治にも関係があるのかも・・・とふと思ったからでした。
賢治が夢見たことは、一言でいえば理想郷(イーハトーヴォ)の具現化ということになるかと思います。
そのためのフィロソフィーを綴ったものが『注文の多い料理店』の「序」や「農民芸術概論綱要」であり、それを実現させるための方法が信仰であり、文芸であり、音楽であり、劇であり、あるいは羅須地人協会などの活動であったと考えられないでしょうか。


いやいや、夢の中で夢について語っているようでは、どうも説得力がありませんね(笑)



《影響を受けた先生方の著書です》

国産コンピュータはこうして作られた―1960年~1985年の開発の流れと新世代への展望

国産コンピュータはこうして作られた―1960年~1985年の開発の流れと新世代への展望

  • 作者:相磯 秀夫、飯塚 肇、大島 一純、 坂村 健
  • 出版社/メーカー: 共立出版
  • 発売日: 1985/09/10
  • メディア: 単行本




電脳未来論 トロンの世紀 (コンピューターの時代)

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  • 作者: 坂村 健
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 1989/05
  • メディア: 単行本




ユビキタス、TRONに出会う―「どこでもコンピュータ」の時代へ    NTT出版ライブラリーレゾナント002

ユビキタス、TRONに出会う―「どこでもコンピュータ」の時代へ NTT出版ライブラリーレゾナント002

  • 作者: 坂村 健
  • 出版社/メーカー: NTT出版
  • 発売日: 2004/10
  • メディア: 単行本




科学技術は人間をどう変えるか (新潮選書)

科学技術は人間をどう変えるか (新潮選書)

  • 作者: 石井 威望
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1984/10
  • メディア: 単行本




サイエンスの近未来 (慶応SFC人間環境ライブラリー)

サイエンスの近未来 (慶応SFC人間環境ライブラリー)

  • 作者: 石井 威望
  • 出版社/メーカー: 日科技連出版社
  • 発売日: 1996/03
  • メディア: 単行本




日本の先端技術

日本の先端技術

  • 作者: 石井 威望
  • 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
  • 発売日: 1985/06
  • メディア: 単行本




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明日は「嘉内忌」 [その他(雑感など)]

昭和12(1937)年2月8日、保阪嘉内は胃癌のためこの世を去りました。
明日が嘉内忌というわけなのですが、天気予報によれば関東地方は20年に1度の大雪になるそうです。

雪といえば、賢治の詩にこんな作品があります。


一〇〇四
     〔今日は一日あかるくにぎやかな雪降りです〕
                     一九二七、三、四、

今日は一日あかるくにぎやかな雪降りです
ひるすぎてから
わたくしのうちのまはりを
巨きな重いあしおとが
幾度ともなく行きすぎました
わたくしはそのたびごとに
もう一年も返事を書かないあなたがたづねて来たのだと
じぶんでじぶんに教へたのです
そしてまったく
それはあなたの またわれわれの足音でした
なぜならそれは
いっぱい積んだ梢の雪が
地面の雪に落ちるのでしたから

    雪ふれば昨日のひるのわるひのき
    菩薩すがたにすくと立つかな


嘉内が亡くなる10年前の作品です。
このころ賢治は羅須地人協会を設立し独居自炊生活のさなか、嘉内は藤井青年訓練所の主任となり青年教育に燃えていたころです。
嘉内の次男の庸夫氏が誕生された年でもあります。

この詩の「あなた」が誰をさしているのかは、わかりません。
あるいは嘉内のことなのかもしれませんが、全然違うかもしれません。
いろいろな人への思いが、こういう形で表現されているのかもしれません。
でも、この詩の最後に
「雪ふれば昨日のひるのわるひのき/菩薩すがたにすくと立つかな」
と、自作の古い短歌が置かれていることには何か大きな意味があるのではないかと思っています。

さて、明日の嘉内忌はどんな「雪降り」になるでしょうか?

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新年のご挨拶 [その他(雑感など)]

新年あけましておめでとうございます。
皆様にはお健やかに新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。


昨年は健康がすぐれずブログを休止してしまい、皆様には大変ご心配をおかけいたしました。
秋にはブログを再開したいと思っておりましたが、なかなか気持ちが追いつかず実現はできませんでしたが、おかげをもちまして一頃にくらべればずいぶん体調もよくなりました。

今年こそはなるべく早いうちにブログを再開したいと思っております。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

Azalea拝

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近況について [その他(雑感など)]

4月以降ブログの更新ができずにおりますが、心身共に状態が悪く当分の間更新は難しいかと思います。
書いておきたいことはいろいろありますので、できれば秋くらいには更新を再開したいと思っていますが……。

決して書くことがないわけでも、ブログをやめたわけでもありませんので、また時折のぞいてみていただければありがたく存じます。

                   azalea拝

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新年のごあいさつ [その他(雑感など)]

新年あけましておめでとうございます。
この1年が皆様にとってよい年となりますよう、心より祈念申し上げます。

昨年はなかなかブログの更新もできませんでしたが、今年はもう少しがんばって更新したいと思います。
本年もよろしくお願い致します。
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御舩道子さんを悼みつつ・・・ [その他(雑感など)]

今日(2012年11月5日)、NHKの「ひるブラ」という番組で鳥取県の三朝温泉が紹介されました。
最初の取材先は、木屋旅館でした。
かつて河本緑石(本名・義行)4女の御舩道子さんが女将を務められていた、老舗の温泉旅館です。

御舩さんは、父・緑石と賢治の交友を紹介するため、旅館のそばに「カムパネルラの館」という展示室(喫茶店「木々」の中にあり、自由に入ることができます)を設けられたり、毎年花巻で開催される賢治祭にされたり、各地で講演されたりと女将の仕事を引退されてからも多彩な活動をされていました。
水源の保全活動にも熱心に取り組まれ、「絶滅に瀕したかじか蛙の保存運動に長年取組み、地域交流ならびにエコロジー教育に努力し、賢治、賢治精神発信の実践に対して」宮沢賢治学会イーハトーブセンターから2007年に「イーハトーブ賞(奨励賞)」を受賞されたことは、記憶に新しいところです。

カムパネルラの館.JPG
          カムパネルラの館

開会式・御舩氏.JPG
          ありし日の御舩道子さん(岩手大学にて)

私も何度もお目にかかり、いろいろなお話しを聞かせていただきました。
すてきな藍染めの作品を頂戴したこともありました。
昨年から療養中とうかがっておりましたが、本年7月26日に残念ながら82歳でお亡くなりになりました。
すい臓がんを患われていたそうです。

もしお元気で御存命なら、テレビの取材の際にもお顔を出されたのでは……と思いながら「ひるブラ」を視ていました。
御舩さんのご逝去は8月にうかがっていたのですが、気持ちが整理できずなかなか記事にできませんでした。
遅ればせながら、心よりご冥福をお祈り申し上げます。


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