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『納棺夫日記』と青木新門さんの講演会 [イベント(展覧会・講演会・研究会など)]

今年、映画の「おくりびと」が第81回アカデミー賞外国語映画賞を受賞して話題になりました。
この作品が生まれるきっかけとなったのは、青木新門さんの『納棺夫日記』という本を、15年前に本木雅弘さんが読んで感動したことなのだそうです。
『納棺夫日記』を読んだ友人が「賢治のことも書いてあるよ」と教えてくれたので、一度読んでみたい・・・と思いつつなかなか手に取れないでいたのですが、ようやく読むことができました。


納棺夫日記 (文春文庫)

納棺夫日記 (文春文庫)

  • 作者: 青木 新門
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 1996/07
  • メディア: 文庫



納棺の仕事を通じて、常に人の死と向き合ってきた著者の思いと共に、それに通じる親鸞の思想や、「永訣の朝」「雨ニモマケズ」「眼にて云ふ」「銀河鉄道の夜」などの賢治の作品についても言及されています。
自分の体験から得たとてもストレートで説得力のある意見に、全体にとても感銘を受けました。
ひさしぶりに良い本を読んだ・・・という気持ちになりました。

この本を教えてくれた友人に感謝しつつ賢治への思いに耽っていたら、こんな案内が届きました。
龍谷大学で青木新門さんの講演会があるそうです。

龍谷大学.jpg

龍谷大学 人間・科学・宗教 オープン・リサーチ・センター
特別記念講演
「いのちのバトンタッチ-映画『おくりびと』に寄せて」
講師:青木新門氏(作家・『納棺夫日記』著者)
日時:2009年6月25日(木) 10:45~12:15
会場:龍谷大学 深草学舎 顕真館
詳しくは下記をごらんください。
http://buddhism-orc.ryukoku.ac.jp/ja/lectures_ja.html#20090625_001

賢治の作品にも言及されるかもしれないので聞いてみたいところ(そうでなくとも青木新門さんのお話しは聞いてみたいと思います)ですが、さすがに京都までは出かけられないので残念です。
京都でのイベントなので、ここはhamagakiさんに期待したいところです。


(記:azalea)
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コメント 2

signaless

本を読んでいたらその方の講演会のお知らせが入るなんて、すごい偶然ですね。
私もぜひ行ってみたいですが・・・・。
行かれた方の報告を待つことになりそうです(>_<)
by signaless (2009-06-14 10:32) 

azalea

タイミングはまさに絶妙だったんですけれどね。
場所と時間が・・・(>_<)
今度はぜひもっと近いところで講演をしていただけるといいな~と思っています。
by azalea (2009-06-14 20:04) 

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