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ゆかりの地をめぐって(埼玉県・小鹿野) [ゆかりの地]

ひさびさに秩父の賢治歌碑めぐりの続きを書きます。
これまで、熊谷から順番に紹介してきた賢治の短歌はいずれも、大正5年9月5日の消印のある保阪嘉内あてのはがきに書かれていたものです。
このはがきを、賢治が投函した場所・・・・それが小鹿野です。
はがきの差出人のところには、「チチブオガノ ケンヂ」と書かれています。

ogano.jpg
大正5年9月5日消印 宮沢賢治発保阪嘉内宛はがき

小鹿野町の役場には、そのはがきに書かれた歌の中の1首、
  山かひの町の土蔵のうすうすと夕もやに暮れわれら歌へり。
に手を入れて「校友会会報」に掲載した作品、
  山峡の町の土蔵のうすうすと 夕もやに暮れわれらもだせり
が彫り込まれた歌碑も建立されています。

IMAGE0019.JPG
小鹿野町役場の歌碑

この歌に詠まれた「土蔵」については諸説あるようですが、小鹿野町の市街にも土蔵づくりの建物があちこちに見られます。
ちなみに、賢治たちは本陣寿旅館に泊まったと推定されていますが、この旅館もそんな趣きがありますね。

IMAGE0021.JPG
本陣寿旅館
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