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春がそこまで [その他(雑感など)]

保阪嘉内が眺めた山 八ヶ岳編に「最近八ヶ岳おろしがすっかりなくなった。」と書いたが八ヶ岳おろしとちょっと違う気がするが突風が吹き荒れている。
厳しい寒さをすぎて確実に春が迫っている気がする。
3月1日は山梨の県立高校の卒業式、わたしも息子の卒業式に参加して久しぶりに母校韮崎高校の校歌を一緒に歌う。
息子が持ち帰った資料の中に韮友会だよりというのがあった。これは東都韮崎高校同窓会(東京近辺の韮崎高校卒業生が組織)が発行している。
その平成19年11月18日号に「韮崎に届いた宮沢賢治の手紙」と題して斉藤かおるさん(韮高17回卒)が寄稿していた。
生誕110周年記念事業の展示会の年譜を参考にしながら「銀河鉄道の夜」にも言及し「賢治と嘉内、二人の魂が一時韮崎の空でこんなにも親しく寄りそったり、あるいは激しく衝突したことを考えると、韮崎の景色が違って見えてきます。」と結んでいた。

2月29日はわたしの学校の6年生を送る会、6年生の習字が掲示されていた。
そこには「心の友達」「切磋琢磨」「以心伝心」「一心不乱」という言葉が並んで書かれているのが目をひいた。
宮沢賢治と保阪嘉内のことを学んだ子どもたちは心友の言葉を学んだ。
たまたまだが四つの言葉が並ぶとまさに嘉内と賢治を物語っているようでうれしかった。
美化委員会の掲示は春バージョンに衣替え。八ヶ岳がきれいに描かれて掲示されていた。

ここで嘉内の短歌から
うそぶけば 春風そよとふき出でぬ 梅の香かほる学校の庭
何物か 心の中に叫ぶなり うれしかりける 我の心に
懐中日記より(嘉内甲府中5年)


美化委員会.JPG
写真1 美化委員会の掲示 

習字.JPG
写真2 6年生の習字


(記:むこちゃん)
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あっぷる すくらっふ

美しい八ヶ岳の麓で育つ子供たちがとてもうらやましく思えます。
美化委員会の掲示と6年生の書いた習字を見ていたら、
胸がいっぱいになってしまいました。
by あっぷる すくらっふ (2008-03-04 09:31) 

azalea

この習字を見て、「賢治と嘉内について学んだことが子どもたちの心の中に、きっと生きているんだな~」と思いました。
特に、「心の友達」なんて、胸にぐっときます。
すてきな経験ができた韮崎北東小の6年生の子どもたちは、しあわせですね!
その感動を、おとなになっても持ち続けてくれるよう願っています。
美化委員会の掲示も、春らしくて本当にすてきです!!
by azalea (2008-03-04 12:50) 

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