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保阪嘉内の水彩画 「駒ヶ嶽と空」 [作品に関すること]

季節が移りゆくのは早いですね。
今年も、もう3月になりました。
そして、昨年9月にこのブログを始めて、半年が経ちました。

So-netのブログのシステムも今週初めに新しくなりましたが、この記事はその後の初めての投稿です。
慣れないせいかちょっとまだ使いにくく、それに管理画面がずいぶん重たくなった気がします。
一瞬、フリーズしたと思ってしまうことも[たらーっ(汗)]
だんだん改善されるとは思いますが・・・。

さて、このところ、むこちゃんさんが「保阪嘉内が眺めた山」を連載してくれていますが、保阪嘉内はそんな甲州の山々を心から愛していました。
大正3年の『懐中日記』には、

  南不二、北金峯の山ぞ見る、我甲斐の国は美しくあり

大正6年の歌稿ノート『ふるふ大地と山々の雪と』には、

  聞けよ君、わが故郷は雪白きむら高山にかこまるゝ国、
  甲斐が嶺のま白き雪を愛づと云ひし、むら立つ山を愛づと云ひにし、

といった歌が記されています。

また、山を描いたスケッチも遺されています。
今回は、保阪嘉内の描いた水彩画の中から「駒ヶ嶽と空」と題された作品を紹介します。
甲斐駒ヶ岳を描いたものです。

駒ヶ嶽と空.jpg
「駒ヶ嶽と空」 1914年12月30日


■こちらの記事もごらんください
http://azalea-4.blog.so-net.ne.jp/2008-02-04


(記:azalea)
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コメント 2

akatuki

リニューアルしてから初めてのお伺いです・・・とてもいい感じ。
嘉内が甲斐駒ケ岳見ている場所と私の育った場所とはそんなに離れていないのですが、私はずいぶん大きくなるまであの雄大な甲斐駒ケ岳の全貌を見た事がありませんでした。衝撃的にその全貌を見たのは深田祭の時の茅ケ岳からです、私は取材で深田久弥が最後に言葉を交わした方のお話をうかがうために、ゼーゼーいいながら山道を登り、ふと振り向いた時、あの美しい姿を見たのです。保阪嘉内の描いた「駒ヶ嶽と空」 は、あの時の感動を思い起こさせてくれますね。つくづく甲斐の国はうまし国なのです。
 余談ですが、深田久弥がYさんと最後に交わした言葉は、ニッコウキスゲという花の話だったそうです。人生の最後が大好きな登山中で、しかも花の名前を尋ねるなんて、保阪嘉内も深田久弥も山を愛する人はみんな魅力的な気がしちゃいますね。
『聞けよ君・・・』なんて呼びかけられたら、どうしよう。どーうしよう。

by akatuki (2008-03-02 01:54) 

azalea

ありがとうございます。半年たったのでリニューアルを考えて、いろいろ試行錯誤した末に、このデザインにしてみました。
保阪嘉内の作品もちょうど「駒ヶ嶽と空」ですしね!!
>深田久弥がYさんと最後に交わした言葉は、ニッコウキスゲという花の話だったそうです
そうなんですか!いえいえ余談なんてとんでもない、それはすごい話です。もう俗世のしがらみから完全に離れて自然と一体になっているような境地なんでしょうか。
でも、「君」って誰なんでしょうね? 賢治?それとも???
by azalea (2008-03-02 11:33) 

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