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「賢治の親友 藤原嘉藤治展」のお知らせ [イベント(展覧会・講演会・研究会など)]

もりおか啄木・賢治青春館で開催中の企画展
賢治の親友藤原嘉藤治展 ~文学を語り音楽を奏でた二人の交友~
の案内をいただきました。


かとうじチラシ.jpg
会期/平成20年4月14日(月)~5月28日(水) 午前10時~午後6時
     5月13日(火)は休館
入場無料
詳しくは同館のホームページ
http://www.odette.or.jp/seishunkan/
をごらんください。

賢治と藤原嘉藤治の出会いは、賢治が花巻農学校の教師をしていた時、隣の花巻高等女学校の音楽教師であったことから始まります。
保阪嘉内の「嘉内」もそうですが、藤原嘉藤治の「嘉藤治」というのも、なかなか変わった名前ですね。
二人とも「嘉」の字がつくのも面白い共通点です。

藤原嘉藤治といえば、二つのことがすぐに頭に浮かびます。
一つは「文語詩稿一百編」の中にある詩「〔塀のかなたに嘉菟治かも〕」です。

  〔塀のかなたに嘉菟治かも〕

塀のかなたに嘉菟治かも、    ピアノぽろろと弾きたれば、

一、あかきひのきのさなかより、 春のはむしらをどりいづ。
二、あかつちいけにかゞまりて、 烏にごりの水のめり。


あはれつたなきソプラノは、   ゆふべの雲にうちふるひ、

灰まきびとはひらめきて、    桐のはたけを出できたる。


もう一つは映画『わが心の銀河鉄道』での二人の出会いのシーン。
緒形直人扮する宮沢賢治がイギリス海岸泳いだあとずぶぬれのまま袴田吉彦扮する藤原嘉藤治の前に現れて、嘉藤治が「ひえっ、カッパが出た!!」という感じで驚くところです。
(ちなみに保阪嘉内役は椎名桔平でしたね)

賢治と嘉内の友情とはまた違った形の友情が、賢治と嘉藤治との間にありました。
なかなか気になる人物なので見てみたい展覧会ではありますが、残念ながら盛岡までは行けそうもありません~(>_<)
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