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山梨県立文学館「書簡から見える響き合う心」 [イベント(展覧会・講演会・研究会など)]

本日(11月10日)、山梨県立文学館で古守やす子教育主事による「書簡から見える響き合う心-企画展をめぐって-」の講演がありました。
古守主事は高校の国語の先生ですが、賢治から嘉内にあてた書簡を読み進める中で、いかに賢治がただ一人の友として嘉内を頼り、誰にも言えない心の奥をさらけだしていったかを丁寧に紹介していました。
そして嘉内は友の手紙に対して応えようと思いながらも冷静に捉え判断していった様子、本当に賢治という心友を大切に尊く思っていた気持ちを嘉内の日記、嘉内が河本義行にあてた手紙などから読み解いていました。お話の声が穏やかでとても素敵な声で話され、好感の持てる講演でした。
参加者は50人ほどでしたが、小菅健吉氏の出身地である栃木県さくら市(旧氏家町)の学芸員の方も見えていて2年後に小菅健吉を中心とした展示を行いたいと意気込んでいました。
講演後も参加していた保阪庸夫氏(嘉内の次男)を囲んで話の輪が広がっていました。

企画展も25日までです。
今日会った方は甲府の方ですが「今日で5回目です。何回見ても見たりません。」と言っていました。
また韮崎文化ホールの「花園農村の碑」も見学者が絶えません。
3日には「野の教育者宮沢賢治」「明日への銀河鉄道」で岩手日報賢治賞を受賞した三上満さん、6日には荒川区退職教職員の会の22名、8日には埼玉県秩父市の野口さんを案内し、その後みなさんは県立文学館に行きました。
文化ホールの催しに参加した人達も碑を眺めている風景がよく見られています。

土日などで団体などで来たい方があったら、韮崎方面の案内をします。
ご希望の方は、0551-22-1121 韮崎中央公民館まで。


古守やす子氏による講演会の様子


「花園農村の碑」の前で(三上 満氏)

■この記事は実行委員の向山三樹氏から提供いただきました。


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