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「アザリア」とは? [人物に関すること]

さて、イベント関係の情報も一段落したところで、このブログのタイトルにもなっている「アザリア」についてお話したいと思います。

「アザリア」とは、今から90年前の1917(大正6)年に、盛岡高等農林学校(現在の岩手大学農学部)で誕生した「アザリア会」発行の同人誌(文芸雑誌)です。
会員は、全部で12人。
みんなで原稿を持ち寄って、会員の数の分だけ謄写版で印刷したそうです。

第1号が発行されたのは1917年の7月1日のことでした。
その後、2・4・5・6号と不定期に発行され、1918(大正7)年6月26日発行の第6号で終刊となりました。

わずか1年ほどの短命な雑誌ではありましたが、この手作りのちいさな雑誌を通じて宮沢賢治は文芸に目覚めていったと言えるのではないかと思います。
そして、同人の中でも保阪嘉内・小菅健吉・河本義行の3人は、賢治にとってかけがえのない友となったのでした。


「アザリア」2・3・5・6号(保阪嘉内旧蔵本)


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