『宮沢賢治の青春』(角川文庫版) [本の紹介]
宮沢賢治の青春―“ただ一人の友”保阪嘉内をめぐって (角川文庫)
- 作者: 菅原 千恵子
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 1997/11
- メディア: 文庫
長らく品切れになっていた菅原千恵子著『宮沢賢治の青春』がこのほど再版されました。
平成9年11月25日が初版で、平成15年3月10日の2刷を経て、今回が3刷です。
長らく病気療養中であった菅原さんが本年8月15日に亡くなったことに何か関連があるのかも知れませんし、このところ「アザリア」の仲間たちに関する話題が増えてきたことが関係しているのかも知れません。
内容について云々することは差し控えますが、古書で結構な値がつくこともありますので1冊580円という価格は、買いそびれたまま入手できないでいる方やこの機会に一度読んでみたいという方にとっては、購入のチャンスだと思います。
(記:azalea)
2010-12-13 07:18
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コメント(2)
お久しぶりです。
菅原さん、お亡くなりになっていたのですか。知らなかったです。さびしいことですね。
熊谷賢治の会の知人達が26日に能楽堂に賢治作品の能を観に行くんですって。そんなのもあるのですね。
「ひかりのすあし」だそうです。
by にじ (2010-12-21 21:18)
とうとう菅原さんと議論をする機会は永遠になくなってしまいました。
お考えを聞いてみたいことはたくさんあったのに、残念な限りです。
賢治作品の能・・・
なかなか想像できませんが、どんな感じなのでしょう?
でも、賢治さんの幻想的な世界と能の幽玄の世界は、何となく合いそうな気がしますね。
by azalea (2010-12-21 22:05)