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『ふらここ第5号』と『大空放哉伝』復刻版が刊行されました [本の紹介]

河本緑石研究会から『ふらここ第5号』と『大空放哉伝』復刻版が刊行されました。

ふらここ新刊.jpg

『ふらここ第5号』(写真右)の方は、今回は河本家所蔵資料から緑石の書簡1通と教え子の書いた教師としての緑石の「印象記」が掲載されています。
いずれも、緑石の人柄をよく物語る貴重な資料です。

『大空放哉伝』(写真左)は「ふらここ叢書 河本緑石作品集5」として刊行されたもので、昭和10年に香風閣から刊行された『大空放哉伝』の改訂復刻版です。
新字・新かなで打ち直してあるため一般に読みやすくなっているほか、原版では未収録の原稿や構想メモなども収録されていますので、原版をお持ちの方も研究資料として手元に置かれてもよいと思います。

価格は『ふらここ第5号』(変形A4判・18頁)が300円、『大空放哉伝』(A5判・260頁)が1300円で、いずれも河本緑石研究会で頒布しているほか、倉吉市内の下記の書店でも扱っているとのことです。
今井書店倉吉支店(Tel.0858-23-4142)
倉吉ブックセンター(Tel.0858-24-0375)


こうした意義ある刊行物の出版は、まさに郷土ゆかりの人物の顕彰活動としての手本ともいえる事業であり、研究活動の根幹を成すにふさわしいものだと思います。
また、同会有志により河本緑石記念館の開館準備(詳細はこちら)も進められています。
河本緑石研究会のますますの発展と今後の活動に大いに期待しております。

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にじ

倉吉の方はすばらしい仕事を成し遂げつつあるのですね。入沢先生も関わっていらっしゃるのかしら。良い街なのでしょうね。

加倉井さんの頁もやっと拝見できました。お写真でみると関係者の方々など、みなさまお元気そうで、すごいなあと、励まされます。
それに引き替え、我が熊谷は~
あついぞ熊谷、ばっかだなあ。
いえいえ、そんなことは些細なこと。学びましょう。
いつもありがとうございます。
先日、映画館でグスコーブドリ・・・予告編、みました。7/7公開だそうです。
by にじ (2012-05-02 16:54) 

azalea

倉吉では「アザレアのまち音楽祭」というすてきなイベントも毎年行われています。落ち着いたとてもいい街です。
その中で河本緑石研究会は「研究会」としての名にふさわしい活動をしっかり行い、音楽祭はNPOが……というように役割分担して、それぞれに活動しているのも良いですね。
地元に修復家の方もいらっしゃり、河本家の資料の修復や保存処理も進んでいます。

でも、熊谷の皆様も歌舞伎でがんばっていらっしゃるではありませんか。
公演もだんだん近づいていますね。
あつく頑張ってください!
by azalea (2012-05-02 21:55) 

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