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氏家に行ってきました [ゆかりの地]

3月16日、ちょうど仕事が休みだったので氏家(栃木県さくら市)に行ってきました。
目的はもちろん、さくら市ミュージアムで17日から始まった企画展「-小菅健吉・宮沢賢治・保阪嘉内・河本義行-『アザリア』の仲間たち」の観覧です。

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氏家駅です。JR宇都宮線で宇都宮から黒磯行の電車に乗り換えて3つ目です。
さくら市ミュージアムまでは、ここから歩いて約20分です。
(本数は少ないですがバスの便もあります。詳しくはこちら

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歩いていくとミュージアムの案内版が見えてきます。

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企画展の看板を見ると、気持ちがはやります。
勝山公園の中をしばらく進むと、さくら市ミュージアムが見えてきました。

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会場風景をご紹介できないのが残念ですが、企画展「-小菅健吉・宮沢賢治・保阪嘉内・河本義行-『アザリア』の仲間たち」を観覧してきました。
地元栃木県はもちろん、岩手県、山梨県、鳥取県から小菅健吉・宮沢賢治・保阪嘉内・河本義行の4人を中心とした「アザリア」の仲間たちに関するさまざまな資料が展示されていました。
資料は書簡・写真・図書などが主ですが、少し前にこのブログでも取り上げた地質旅行の際に賢治が秩父で採集したとされる岩石標本も展示されていました。

もちろん、その中でも氏家出身の小菅健吉に大きくスポットがあてられた展示構成になっており、小菅家から新たに発見された写真など初めて目にする資料もあり、とても興味深い内容でした。
栃木県ゆかりのほかの「アザリア」同人として鯉沼忍・潮田豊らが紹介されていましたが、小菅健吉・宮沢賢治・保阪嘉内・河本義行の4人に続いて、ほかの同人についても今後追々と調査や研究が進んでいくことを期待してやみません。

また、この展示では宮沢賢治の主治医であった佐藤隆房についても栃木県出身ということで紹介されていました。
初めて読んだ賢治の伝記が佐藤隆房著の『宮沢賢治』だったので、こちらも大変興味深く拝見しました。
ご挨拶させていただいたミュージアムの皆様も真摯で良い方ばかりでした。
残念ながら図録の印刷が少し遅れていて、購入できるのはもう少し先になるそうです。

ミュージアムのある勝山公園は、自然が豊かで桜もきれいだそうです。
今年は桜の開花が例年よりも遅れそうですが、花見の時期に訪れると展示と併せてさらに楽しめそうです。
私も機会を見つけて、もう一度訪れたいと思っています。

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にじ

佐藤先生のご本、わたしも当時の上司にすすめられて読みました。懐かしいです。
氏家という地名がなくなってしまったのは、ちょっとさびしいですが、でもとてもステキな・意義深い企画なんですね。
あの頃は優秀な学生さん達が青年時代を真摯に模索し学究生活を送ったのだなあ。つくづく思います。
●5/12に熊谷駅ビルの映画館ティアラ21で「一遍上人」上映に際しての舞台挨拶があり、テーマ曲に採用されて、宇佐元恭一さん「雨ニモマケズ」も登場ときいています。正確なことは調べていないのですが。

さくら市ミュージアム、またルポをアップしてください。
by にじ (2012-04-12 17:45) 

azalea

高校生の時に現代国語で「永訣の朝」を習って、宮沢賢治という人の生き方に興味を持って、学校の図書室から借りて読んだのが佐藤隆房氏の『宮沢賢治』でした。
もしかしたらこの本を読む事がなかったら、今のように「アザリア」の人々にも関心を持つようにならなかったかも知れません。

「雨ニモマケズ」は「一編上人」にも合いそうですね。

22日の「アザリアの集い」には参加したいと思っていますので、また報告させていただきます。
by azalea (2012-04-12 22:29) 

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