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「銀河の誓いIN韮崎・アザリアの友たち」 [アザリア記念会の活動]

10月11日(日)に東京エレクトロン韮崎文化ホール大ホールに於いて韮崎市制施行55周年記念式典の後、構成劇「銀河の誓いIN韮崎・アザリアの友たち」が上演されました。
アザリア記念会会長の清水一さんが脚本・演出を担当しました。
記念会副会長の林紘子さんらによる箏曲「光のトレイン」から始まりました。

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       「光のトレイン」


事務局長の向山三樹さんが風の又三郎役で司会進行をしました。

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      又三郎


保阪家から長男善三さんが登場、アザリアの遺族が次々とお話をします。
宮澤家から賢治の弟清六さんの孫・和樹さんは「初めて山梨の地に訪れたこと。
みんなのためになにか役立とうという賢治さんやアザリアの仲間たちの精神を受け継ぐことの大切さ」について話されました。

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      宮沢和樹氏


小菅家から長男充さんが「アザリアの仲間として父が生きた誇りを感じ栃木の地元から活動に取り組む決意」、河本家から義行の次女御舩道子さん孫の河本義和さんが「倉吉での河本緑石の生きた姿とその精神を受け継ぐ27回目を迎えたアザリアの町音楽祭と河本緑石研究会の活動」について話されました。

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      小菅充氏


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      御舩道子氏(中央)


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      河本義和氏


岩手大学長藤井克巳氏から「アザリアの仲間たちの母校として岩手大開学60周年に取り組んだことや学生達にこの精神を伝え受け継ぐことの大切さについて」述べた後「60周年記念展示を行った大学図書館ギャラリーをアザリアギャラリーと名付けた」ことの報告がありました。

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      岩手大学 藤井学長


盛岡大学長望月善次氏(甲府第一高校出身で保阪嘉内の後輩にあたる)からは「保阪嘉内の短歌とその流れる思想」と題して「アザリアの時代の嘉内の短歌は賢治をリードするものでもあった。高等農林時代に一定の力量をもった短歌を次々に発表していた。」ことについて具体的に短歌の紹介をしながら話しました。

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      盛岡大学 望月学長


韮崎市民合唱団が保阪嘉内作詩作曲の「アザリア」「帰去来」「勿忘草の歌」「藤井青年団歌」を歌い上げました。

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      韮崎市民合唱団


元杜陵小校長石田紘子氏から「山梨県から贈られたやまなしの木と岩手県から贈られたギンドロの木を通しての深く広くつながる両県の交流」についての話がありました。

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      石田紘子氏

賢治研究家の杉田英生さんから「アザリアの友たち、保阪嘉内の思想と賢治に与えた影響について」「その思想を受け継ぐことの意義」について話がありました。

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      杉田英生氏


韮崎市長の横内公明さんは各地から韮崎に集った関係者に感謝の意を表すと共に「生涯学習の先輩として本市出身の保阪嘉内に学び市民の誇りとする」ことや「兄の横内正明知事から県の文学館に賢治からの手紙を寄託することを言われたが韮崎市の貴重な文化財として責任を持って守り、後世に伝える」旨の発言がありました。

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      横内韮崎市長


約1時間30分にわたっての構成劇は最後に関係者全員が登壇し市民合唱団の「星めぐりの歌」の合唱にのせて「銀河の誓い」を韮崎の地から発信しました。

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      「銀河の誓い」


スライド写真として韮崎市在住の自然写真家牛山俊男氏の「韮崎の星空」「中央線の銀河鉄道の写真」などが披露されました。

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      中央線の銀河鉄道

韮崎市民の力を結集した企画に集まった300人を越える参加者から大きな拍手がわき起こりました。
登壇者は出演者の他に保阪嘉内次男・保阪庸夫さん、同長女・中山牧子さん、同孫の新村美佳さん、岩手大副学長大塚尚寛先生、佐藤広報課長、栃木県さくら市ミュージアム中野館長さん等さくら市の関係者7人などでした。

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      保阪庸夫氏

記念のDVDも作成しました。
当日参加できなかった方にも映像で御覧いただけます。
(研究会等への貸し出しについては事務局にご相談ください)


(記:むこうみず)
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