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保阪嘉内をとりあげ保阪庸夫氏が出演する映像資料 [ビデオ・映画・CDなど]

保阪嘉内研究については次男で医師である保阪庸夫先生の実績と研究は多くの人の知るところです。
韮崎を訪れ、保阪宅の賢治の手紙や嘉内の資料を見せていただき保阪家の皆様の暖かい人柄にふれてお世話になった方もたくさんいると思います。
そんな保阪庸夫宅にある庸夫氏が出演されたビデオについて紹介します。

1987年NHK甲府製作 異説風野又三郎 約30分
これは賢治作品の「風の又三郎」の初期の原稿「風野又三郎」にある、八ヶ岳、富士川の記述について嘉内が語った「風の三郎伝説」がもとになっているのではないかという仮説を甲斐国誌の記述、保阪庸夫先生の父嘉内の思い出話、風の三郎社の存在などから解き明かしていきます。
よくできた番組で「風の又三郎のもとは八ヶ岳と嘉内にある」ということが納得できます。

1996年NHK製作 小さな旅 八ヶ岳風の道 30分
これは全国放送されたので見た方もいるかもしれません。
小さな旅はいつも落ち着いた雰囲気ですばらしい映像を提供してくれますが、八ヶ岳をテーマに風力発電、風除けの工夫の紹介のあと、風を愛した歌人として保阪嘉内の紹介と賢治との交友、風の又三郎のことがでてきます。
保阪庸夫氏の父親嘉内のことについてのインタビューも出てきます。
この年、生誕100年事業を韮崎でも行いました。(スライド、チェロの演奏、映画会など)
その直後に放映されたものでした。

2007年NHK甲府製作 我が友宮沢賢治 35分
これは11月に放送されたものでブログでも紹介しましたので内容は省きますが、生誕110周年記念事業の趣旨をよく汲み取ってディレクターが苦心して作りました。
高校生の討論風景、保阪庸夫氏の演技も好評でした。

このように、NHKは約10年おきに嘉内関係の保阪庸夫氏が出演する番組を作っています。
保阪先生も60、70,80才と年令を重ねている姿もわかります。
NHKはやはり映像資料が豊富につかわれ構成がしっかりしていて30分で密度の濃いよい番組をつくりますね。

他に山梨県立文学館製作の「書簡の文学」(これは保阪先生は出演していません)というビデオもあります。
その他新聞には多数掲載されています。

(記:向山三樹)


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